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平成13年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2001-09-12
平成13年第5回定例会(第3日) 名簿 開催日:2001-09-12

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  1. 可児市議会 2001-09-12
    平成13年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2001-09-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2001-09-12: 平成13年第5回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 70 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長可児慶志君) 選択 2 :  ◯議長可児慶志君) 選択 3 :  ◯議長可児慶志君) 選択 4 :  ◯議長可児慶志君) 選択 5 :  ◯5番(大雅清光君) 選択 6 :  ◯議長可児慶志君) 選択 7 :  ◯教育長渡邊春光君) 選択 8 :  ◯議長可児慶志君) 選択 9 :  ◯環境経済部長古田晴雄君) 選択 10 :  ◯議長可児慶志君) 選択 11 :  ◯5番(大雅清光君) 選択 12 :  ◯議長可児慶志君) 選択 13 :  ◯教育長渡邊春光君) 選択 14 :  ◯議長可児慶志君) 選択 15 :  ◯5番(大雅清光君) 選択 16 :  ◯議長可児慶志君) 選択 17 :  ◯4番(可児教和君) 選択 18 :  ◯議長可児慶志君) 選択 19 :  ◯健康福祉部長(浅野 満君) 選択 20 :  ◯議長可児慶志君) 選択 21 :  ◯4番(可児教和君) 選択 22 :  ◯議長可児慶志君) 選択 23 :  ◯1番(服部よね子君) 選択 24 :  ◯議長可児慶志君) 選択 25 :  ◯総務部長(長瀬文保君) 選択 26 :  ◯議長可児慶志君) 選択 27 :  ◯健康福祉部長(浅野 満君) 選択 28 :  ◯議長可児慶志君) 選択 29 :  ◯1番(服部よね子君) 選択 30 :  ◯議長可児慶志君) 選択 31 :  ◯総務部長(長瀬文保君) 選択 32 :  ◯議長可児慶志君) 選択 33 :  ◯教育部長(武藤隆典君) 選択 34 :  ◯議長可児慶志君) 選択 35 :  ◯市長(山田 豊君) 選択 36 :  ◯議長可児慶志君) 選択 37 :  ◯健康福祉部長(浅野 満君) 選択 38 :  ◯議長可児慶志君) 選択 39 :  ◯1番(服部よね子君) 選択 40 :  ◯議長可児慶志君) 選択 41 :  ◯市長(山田 豊君) 選択 42 :  ◯議長可児慶志君) 選択 43 :  ◯議長可児慶志君) 選択 44 :  ◯議長可児慶志君) 選択 45 :  ◯13番(川手靖猛君) 選択 46 :  ◯議長可児慶志君) 選択 47 :  ◯教育部長(武藤隆典君) 選択 48 :  ◯議長可児慶志君) 選択 49 :  ◯13番(川手靖猛君) 選択 50 :  ◯議長可児慶志君) 選択 51 :  ◯議長可児慶志君) 選択 52 :  ◯3番(小川富貴君) 選択 53 :  ◯議長可児慶志君) 選択 54 :  ◯総務部長(長瀬文保君) 選択 55 :  ◯議長可児慶志君) 選択 56 :  ◯3番(小川富貴君) 選択 57 :  ◯議長可児慶志君) 選択 58 :  ◯議長可児慶志君) 選択 59 :  ◯総務部長(長瀬文保君) 選択 60 :  ◯議長可児慶志君) 選択 61 :  ◯議長可児慶志君) 選択 62 :  ◯議長可児慶志君) 選択 63 :  ◯議長可児慶志君) 選択 64 :  ◯10番(冨田牧子君) 選択 65 :  ◯議長可児慶志君) 選択 66 :  ◯議長可児慶志君) 選択 67 :  ◯議長可児慶志君) 選択 68 :  ◯議長可児慶志君) 選択 69 :  ◯議長可児慶志君) 選択 70 :  ◯議長可児慶志君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時30分   ────────────────────────────────────── ◯議長可児慶志君) おはようございます。  昨晩、アメリカで発生いたしました同時多発テロは、理由のいかんを問わず、自由と民主主義を脅かす行為として断じて許されないものであります。この事件に巻き込まれました日本人の無事を祈りますとともに、アメリカ国民に対しまして深甚なるお見舞いを申し上げたいと思います。そして、世界の政治、経済、そして社会が大きな混乱に陥ることのないように、首謀者の早急な究明と再発防止対策が講じられることを望んでやまないところであります。  本日、会議を再開いたしましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長可児慶志君) ただいまの出席議員は25名でございます。したがって、定足数に達しております。これより前日に引き続き会議を再開いたします。  本日の日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、よろしくお願いいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長可児慶志君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、議長において3番議員 小川富貴さん、4番議員 可児教和君を指名いたします。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長可児慶志君) 日程第2、前日に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので、順次質問を許します。  5番議員 大雅清光君。 5: ◯5番(大雅清光君) おはようございます。  今、議長が言われましたように、今、大変なことが起こっておりまして、日本を含めた世界の恒久平和を望むと、そんなふうに思っております。
     それでは、早速通告書に基づきまして、大きな見出し2点をお伺いしてまいりたいと思います。  一つ目は、学校の安全対策(地域学校安全サポート)についてお伺いをしてまいりたい、そんなふうに思います。  先般、ちょうどこの6月議会のときに児童殺傷事件が大阪の池田市で発生しまして、同じ子を持つ親、教育関係者及び全国民が本当に大きなショックを受け、今後の学校に対する安全対策が非常に強く求められているところであります。この事件は、教育現場でありますところの事件だけに、慎重かつ早急な対策を講ずる必要があると思います。  本市におきましては、大阪の児童殺傷事件の二の舞にならないように、本市はいち早く県教委の地域学校安全サポート推進事業の指定を受け、学校安全サポーター及び校区の地域学校サポートチームの配置を素早く決定され、今月より開始し、学校及び学校外での安全確保、健全育成を図り、地域の巡回を行うということで、今議会にてその予算計上もなされたところでありますが、このことは、当然子供たちの児童・生徒が安心をして勉強ができる、あるいは学校外においても安心してこれまでどおり活動ができる、こんなことが本当にできると思います。  しかしながら、実際には不審者及び事件等が発生した場合において、緊急措置については現在の学校現場ではどのように対応されておるか。現況の一般社会では、一般常識では考えにくい事件がたくさん発生しており、本市におきましても、いつあるかもわかりません。このような状況下にあると考えますので、本市に限らず、日本じゅうに深刻な問題になってきており、提起されており、各地域の学校、いろいろ対策をされていると思います。  そこでお伺いします。大阪の二の舞にならないような学校安全対策、小学校、中学校、幼稚園、保育園、そういったところについてどう対応されますか。この指定を受けたのは、一部の校区、一小学校にはすぎませんが、そのあたりにも含めてお伺いしたい、そんなふうに思います。  二つ目、可児夏まつり2001年の開催についてお伺いをしたいと思います。  ことしも例年のように可児夏まつり2001年が開催され、大勢の市民でにぎわいました。この夏まつりが無事、盛大に開催されましたことは、古田部長も昨日言われましたが、可児商工会議所、関係各機関、もちろん本市においても各種団体の懸命なお骨折り、御協力のおかげだと、一市民としても本当にありがたいと感謝申し上げます。  ただ、恒例の花火大会だけは、昨年の事故発生に伴い、実行委員会の宣伝部の方が再三書類を提出されたんですが、どうしても警察署の許可が結果的には出なく、大会直前の6月に中止の英断を余儀なくされたのが現状であります。この花火大会の中止は、さまざまな人々が大変楽しみにしていただけに、本当に残念なことであったと思います。よく町中へ行きましても、可児の夏まつりは花火大会があるのかどうか、「ないよ」と言うと本当にがっくりした思いで、親戚も来うへんしというようなことで、とにかく昨年の花火大会においては、駐車するときにも本当にできなく、我が家にたどり着くのも並み大抵のことではありませんでした。この花火大会は、可児川の狭い川幅を利用したそれなりの華やかな花火大会であり、近隣の市町村と比べても引けをとらないほど結構有名であり、人の多さ、イベントもたくさんありました。このように、クライマックスであります夏まつりの花火大会におきましては、大会場の周辺の駐車場には、先ほども言いましたように、本当に苦労するほど人が出たということであります。しかしながら、今夏まつりについては、回ってみましたんですが、人出は昨年より減少しておりました。  以上述べましたように、花火大会は可児の夏まつりに欠かせないほどのイベントになっております。地域の市民の自治会の方でも、広見地区でも、町内の、あるいは自治会の方で、やるやらないにつきましても、すべてがやってほしいというアンケートをとっております。  そこでお伺いします。恒例になっております可児夏まつりのイベントである、クライマックスである花火大会が中止になったということで、市としてはどのようにお考えになるのか。また、来年がちょうど市制20周年ということで、その記念事業の一環として文化創造センターの開館、竣工式もあります。ちょうど時期を同じくして可児まつりもその後にすぐございますが、この可児夏まつりに対して市としては特に何か企画があるか、そのことをお伺いして、二つの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 6: ◯議長可児慶志君) 教育長 渡邊春光君。 7: ◯教育長渡邊春光君) 大雅議員の、保育園、幼稚園、小・中学校の安全対策の御質問についてお答えを申し上げます。  幼稚園、保育所、学校における幼児、児童・生徒の安全確保について、教育委員会におきましては、県のモデル事業の学校安全サポーター設置事業、地域スクールサポート支援事業を積極的に受けるとともに、次のような対策をとっております。  第1に、不審者の対応に備えて防犯ブザーをすべての小学校、幼稚園の教室に設置しましたし、また児童クラブ、あるいは児童センター、保育所の保育室にも設置したところでございます。  次に、個人として防犯ブザーを購入する場合の補助を現在行っておるわけでありますが、それにつきましては、さらに購入を進めていくように、今後とも推進をしていくことにしております。  三つ目に、制服警官によるパトロールに加えまして、地域安全指導員の御協力により見回りも行われておりますし、地域と連携して学校も巡回を強化するよう指示したところでございます。  次に、児童・生徒の安全確保に向けて通学路や学校施設の安全点検の実施をいたしました。その結果、幾つかの改善を要する点はありましたが、特に旭小学校におきましては、校地周辺にフェンスが全然ありませんでしたので、緊急にこれを設置することにいたしました。  次に、子供を守る地域連携会議を開催いたしまして、関係者 140人にお集まりいただきまして、各校区ごとに、子供を見守るための地域の目でありますとか、地域の活動の協力について話し合いをしていただき、依頼を申し上げたところであります。  学校内におきましては、複数教職員での学校の内部の巡回をふやしたり、来訪者への声かけや啓発看板の設置、あるいは児童が登校いたしました後は門扉を閉めることなどを行っております。  また、不審者が侵入した場合の対応の仕方については、児童に対しましても指導をしておりますし、その対策について具体的な話し合いを各学校において行っておるところであります。  登下校時における安全確保の体制といたしましては、子ども 110番の家の再確認と子供への周知徹底を行ったところでありますし、PTAの協力を得まして、校区の巡回を実施している学校もあるわけであります。学校などの安全確保につきましては家庭や地域社会の協力を得ることが必要でありまして、今後とも連携を大切にして児童・生徒の安全に努めてまいりたいと思っております。  なお、御質問の中に、学校安全サポーター設置事業、あるいは地域スクールサポート支援事業の地区が限られておるがどうかという御質問もあったわけでありますが、これにつきましては県のモデル事業ということで、実施を通していろいろ検証し、その中で、その成果が認められるものであれば、今後、県とも協議しながら全体に拡大していくことも考えていきたいと考えおります。以上でございます。 8: ◯議長可児慶志君) 環境経済部長 古田晴雄君。 9: ◯環境経済部長古田晴雄君) それでは二つ目の、可児夏まつり2001の開催についてお答えをいたします。  まず初めに、花火大会の中止に関してどう感じるかということでございますが、この可児夏まつりは、長年、夏まつりの最後のフィナーレとして飾ってきたものでございますが、今回の中止に当たりましては、ぜひやっていただきたいというような期待の声などさまざまな御意見の中で、商工会議所が中心となった実行委員会として再三検討を重ねられた結果、市民の皆さんの安全確保という観点から中止することと判断されたということでございました。市といたしましても、多くの市民の皆さんが楽しみにしておられました花火大会が中止されましたことはまことに残念ではございますが、見学者皆様の安全を最優先に考えた上での結論と聞いており、適切な判断であったのではないかと思っております。  次に、市制20周年記念事業についてでございますが、基本的には、内外への情報発信と、多様な市民参加に機会を創出するため、14年度の1年間を事業実施時間と考え、現在、庁内職員によります市制施行20周年記念事業検討委員会で内容等について検討されているところでございます。  その中で、文化創造センターの開館につきましては、今のところ7月27日が予定されておりますが、開館記念式典と市制施行20周年を祝う記念式典を行う案で検討がされております。このほか、開館後、文化創造センターで開催される事業や既存のイベントにつきましても、記念事業にふさわしいものは積極的に位置づけてまいりたいと考えております。  また、可児夏まつりの開催につきましては、本年同様、夏まつり実行委員会が主体となって実施をしていただくようお願いをしてまいりたいと思っておりますが、現時点ではまだ白紙の状態ということであり、今後の計画の中で、そういった企画等につきましても御相談を申し上げていきたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いします。以上でございます。                 〔5番議員挙手〕 10: ◯議長可児慶志君) はい、5番議員 大雅清光君。 11: ◯5番(大雅清光君) どうもありがとうございました。  県教委の方の推進事業の指定を受けられて、現在、学校区では中部中学校区1校、これが20人の編成で、中部中学校校区の近辺を回るというようなことで聞いておりますし、学校安全サポーターについては1小学校、これは広見小学校なんですが、1人を常駐させて、学校に関する来訪者だとか、あるいは不審者等々、1人が常勤してというふうに、県教委の方の指定を受けますとそういうことができるというようなことで、地域学校サポート地区につきましては有償ボランティアということで県の方が全額負担、学校安全サポーターについては3分の1が負担というようなことで聞いておりますが、そこについても、今、教育長が言われましたように、この県の推進事業の成果を踏まえて、成果がそれなりにあればということなんですが、今後については、市独自で常勤するような、広見小学校のように、学校安全サポーター1人を常勤させるというようなことになっておりますが、こういったことについても、ほかの小学校10校、小学校5校ありますが、この辺については、常勤するようなことは今後あり得るでしょうか。もしあれば、精神的にも、学校の現場の教育者としてもありがたいことなんですが、これも、そうはいっても予算のかかることでありますので、今言われましたように、いろんな地域のボランティアの方が、各種団体の方も応援を求められて、市内の小中、あるいは幼稚園、保育園についても巡回するというようなことで、とりあえず安心したんですが、とにかく常勤するという学校安全サポーターについては、市独自でほかの学校に常勤させる意向はあるでしょうか、そのことをお伺いしたいと思います。  それから可児夏まつり2001につきましてなんですが、もう既に可児商工会議所、特に青年部が中心になってやられるんですが、今年度ももう既に立ち上がりがありまして、今年度のように少し立ちおくれたということで、実はもう今動いておりまして、今度も、花火大会につきましても前向きに検討して、今の場所では多分できんではないかということでいろんな場所が上がっているようですが、それについても、市の方も積極的に、このあたりの可児夏まつり、花火を含めたイベント等々でも、実行委員会の方と積極的にいい案を出されて、可児市全体の夏まつりになっておりますので、どうかそのあたりも、今後、市の方のアイデア、あるいは実行委員会のアイデア等とも調整いたしまして、何とか可児夏まつり2002年を、可児市の発展とともに20周年で大きく、地味でも結構ですので、アイデアを多く使っていただきまして、おお、これが可児市かというようなことで発信をしていただきたいと、そんなふうに思います。これはそのような要望にとどめておきまして、学校安全サポーターについてお伺いしたいと思います。 12: ◯議長可児慶志君) 教育長 渡邊春光君。 13: ◯教育長渡邊春光君) 再質問にお答えを申し上げます。  各学校にサポーターを配置する予定はあるかどうかということでありますが、先ほども申しましたように、この制度は中学校区を一つの単位として、その中で支援事業を実施する、その一環として、中学校区内の小学校に1名を配置するということであります。全部の学校に配置する方が望ましいとは思いますが、現在、今すぐそういう予定はありません。これを見て、必要であり、さらに効果的ということを判断した場合には、お願いをしながら拡大していきたいと思っております。  また、この学校の安全ということと開かれた学校づくりということは相矛盾するような条件でありまして、いろいろ物理的に閉じ込めてしまえば安全かというと、そのことは不可能でありますので、地域の皆さん方、あるいは家庭、学校が協力、連携し合って子供を守っていくという態勢をつくることがまず大事であるというふうに思っております。したがいまして、子供の安全を守る地域連携会議を開催いたしましたのもそういう趣旨でございまして、いろいろ有意義な御提言をそれぞれの学校区ごとにいただいておりまして、積極的な御意見としては、我々が見守ってやるからというふうにおっしゃってくださっておりますし、青少年育成市民会議の皆さん、あるいは安全推進委員の皆さん、あるいはPTA等のお話もそれぞれ全部記録しておりますが、大変協力的に考えておってくださることで、まずそのことを大事にして、地域の子供は地域で守っていくということを醸成していきたいと思っております。なお、その上でどうしても必要ということであれば、今度実施します内容を総括した上で考えていきたいと思っております。以上でございます。                 〔5番議員挙手〕 14: ◯議長可児慶志君) 5番議員 大雅清光君。 15: ◯5番(大雅清光君) どうもありがとうございました。  今、教育長が言われましたように、いろんな各種団体、あるいは連携会議等々も含めまして、本当に前向きにやっていただいてありがたいと思います。これからもいろんなことが起きてもおかしくない状況下にありますので、特に学校内で起きましたことについては、教職員間でその後の連係プレー、いざというときには、周りではいろんなボランティアが動いてくれるんですが、学校の中におきましても、どうかそのあたりも、学校間で、職員会議でも結構ですので、その辺の連係プレーをきちんとしていただいて、マニュアルでもつくっていただきまして、今後、いざというときにはこういう態勢をするんだ。避難訓練のように、ああいう態勢をしいていただきたいと思います。そんなようなことで、これからも子供たちが安心をして勉学に、スポーツに励んでもらって、可児市を担う子供たちをつくっていただきたいと思います。  以上、質問を終わります。 16: ◯議長可児慶志君) 以上で5番議員 大雅清光君の質問を終わります。  4番議員 可児教和君。 17: ◯4番(可児教和君) おはようございます。可児教和でございます。  私は、通告に基づいて、介護保険制度の現状、そして入所施設等の状況について伺いたいと思います。  私たちの社会は急速な高齢化の中にあり、21世紀の前半には4人に1人が高齢者という時代を迎えようとしておるわけでございます。そこで、寝たきりや痴呆の高齢者がふえ、介護期間も長くなっている一方で、介護する人も高齢になり、家族だけで介護することは非常に難しくなっておるわけでございます。こうしてだれもが直面する問題となった介護を社会全体で支える介護保険制度が平成12年の4月に始まりました。介護保険が始まりましてから1年余が過ぎたこの時点の現状をお尋ねしたいと思います。  そこで質問でございますが、1点目として、可児市の要支援、要介護認定者はどのようになっているのか。そして二つ目、サービスの利用状況はどのようになっているのか。三つ目、入所施設の状況と、あわせて施設入所の待機者の状況はどのようになっているのか。四つ目、施設入所者のサービスの印象はどのようになっているのか。  次に、終末介護施設についてお尋ねいたします。  気管切開をした患者さん、あるいはALS、これは神経難病でございますが、これらの介護は医療依存度が非常に高く、手間もコストもかかるということで、介護は必要とされているわけでございますが、がん患者にホスピスがあるように、常時介護はできない人たちのために、公立の終末介護施設は考えられないのか。また、考えられないとすれば、どのような介護の手だてがあるのか、またその支援方法はあるのかということについてお尋ねをします。前向きな答弁をお願いしたいと思います。以上です。(拍手) 18: ◯議長可児慶志君) 健康福祉部長 浅野 満君。 19: ◯健康福祉部長(浅野 満君) それでは、私の方からは、介護保険制度と終末介護施設についてお答えを申し上げたいと思います。  まず初めに、介護保険制度についてお答えを申し上げます。  1点目の要介護認定の状況でございますが、7月末現在で 1,242名の方が要介護認定となっております。内訳は、非該当1人、要支援 124人、要介護1、 308人、要介護2、 227人、要介護3、 205人、要介護4、 207人、要介護5、 170人、以上です。  2点目のサービスの利用状況ですが、6月利用分の主な居宅サービスを利用した人数といたしましては、訪問介護 230人、訪問入浴41人、訪問看護 139人、通所介護 331人、通所リハビリ 215人、特別養護老人ホームでのショートステイ74人、老人保健施設でのショートステイ57人などとなっております。  3点目の施設入所状況と待機者状況についてですが、7月末現在での施設入所数は、特別養護老人ホーム90人、老人保健施設 185人となっております。また、施設入所の待機者は、7月1日の調査で、特別養護老人ホームで59人となっております。老人保健施設については把握してございません。なお、本年10月1日に特別養護老人ホーム、老人保健施設の入所申込状況調査を行い、入所待機者の把握を行う計画ですので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、4点目の施設入所者のサービス印象についてでございますが、現在のところ、施設入所者のサービス利用満足度について詳しく調査した結果はございません。しかし、10月1日の施設入所待機者調査とあわせて介護サービス利用者意向調査を実施することとしており、調査結果を精査するとともに、今後のサービスの質の向上に生かしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、終末介護施設についてお答えを申し上げます。  常に介護を必要とします医療依存度の高い要介護者は、病状の重い分だけ常勤の医師及び看護婦、また高度な医療設備が整った施設での介護が必要であり、特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護施設ではなく、療養型病床群等を有する病院や診療所が、議員御指摘の施設として想定されるのではないかと考えております。しかしながら、本市には、現在のところ、療養型病床群等を有する医療施設はありませんが、療養型にすべく対応している病院が二、三ございます。そちらの方で対応すべく、今のところ市では公立の施設建設の予定はございません。いずれにしましても、今後は重度の要介護者の受け入れ等について、地域の医療機関と協議検討しながら、整備目標でございます高齢者人口の 0.8%の達成に向けて努力していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。                 〔4番議員挙手〕 20: ◯議長可児慶志君) 4番議員 可児教和君。 21: ◯4番(可児教和君) 入所施設の関係で、施設入所の待機者が59人と説明をいただきましたが、入所希望された方は一日も早い介護が必要であるというようなことでございまして、59人の待機者が、さて、そうしたらどの程度で入所できるかということを考えますと、以前から待機者が20人前後と聞いたわけでございますが、それでも1年も2年も入所を待っておられる方もございますし、また死亡された方も多いというようなことを聞いておるわけでございますが、以前、市長さんは、介護保険が始まる前の一般質問ではございましたけれども、介護保険問題では福祉を後退させないと言っておられますし、また平成11年の7回の定例会の一般質問では、特別養護老人ホームで対応できないものは療養型病床群というような形で積極的に要望をするんだというようなことも言われております。当然ながら、こういう施設はお金がかかるというようなこともありますが、施設がないということは大変だというようなことで、より一層充実してまいりたい。それには、市としても財政援助もしていかなきゃならんということ、そんなことを考えているところでございますと言っておられますので、再質問はいたしませんけれども、こうしたことについて、本当に心のある対策をお願いしたいと、このように思うわけでございます。  そして、4番目の施設入所のサービスの印象というところでございますが、今後これを調査していくんだというようなお話でございますけれども、こうしたことについても、よい環境で介護が受けられるよう篤と努力されたいと、こんなふうに思います。  次に終末介護施設についてでございますが、これは介護保険の下で、先ほども回答にありましたように、医療依存度の高い高齢者のケア、これを必要とする病床群と呼ばれた老人病院であるはずなのに、当然介護保険でもALSの患者とか、そして気管切開の患者とか、それから人工呼吸器をつけた患者は受け入れられるはずであったにもかかわらず、日本の看護婦協会が、昨年、全国で 1,000人ほどの方を対象に療養型病床群と特養ホームを対象に、看護職の方にアンケートがとられた結果、気管切開の患者の受け入れ可能と答えられたのは、病院では5割程度、そして特養ホームでは3割に満たないと、このような状況にあるわけですし、特に人工呼吸器をつけた患者となると病院でも3割を切るというような報告がされているわけでございますが、仮に受け入れしてくれるにしても、医療保険のきかない多額の自己負担を求められるのが現状だというような報告がされておりますし、その中で、そのお金が月に18万から20万、都市圏ではそのくらいかかるということですし、重症例でも二十六、七万程度の負担額が求められているというようなことでございます。  その一方で、難病のために人工呼吸器をつけて体もほとんど動けずというような方は、たんが詰まったり吸引が必要だと、こうした行為は医療行為でございまして、家族か、さもなきゃあ医師、看護婦しかこういう看護はできないというようなことで、こうした病気の方は、病院は断られるし、行き先は家庭だけといったようなことで、本当にこうした終末施設は必要だろうと、こんなふうに思います。また、この終末介護制度につきましては、東海大学病院の総合相談窓口の室長さん、これは女の方でございますけれども、こうした病気の介護は、介護保険が始まっても対処できないだろう、こんなふうに言われておるわけでございまして、この終末介護施設は病院でないというようなこと、したがって、前向きな治療は行わなくてもよいというようなことで、高価な検査施設も不要だし、そして医師も看護婦も最低で、その諸経費等も、工夫すれば相当安くできるというようなことで、この老後の安心が金でないと買えないといったような状況でなくして、ぜひこの施設を設置していただきたいと、こんなふうに思うわけでございます。そうしたことを要望しながら、そして期待を申し上げて、一般質問を終わりたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。以上でございます。 22: ◯議長可児慶志君) 以上で4番議員 可児教和君の質問を終わります。  1番議員 服部よね子さん。 23: ◯1番(服部よね子君) 公明党の服部よね子でございます。議員としての生活も3年目に入りました。一年一年しっかりと議員として年輪を刻んでいきたいとの思いで取り組ませていただいております。  今回は、長い間続いていることへの問題提起と、時代の変化と必要性の中にあって、新しい施策の導入という両面から、3項目の質問をしてまいりたいと思います。  1項目めとして、投票立会人の見直しと電子投票の導入について取り上げます。  7月29日に第19回参議院議員通常選挙が行われました。現在の日本社会は景気の低迷が続き、失業率も悪化する中、20世紀に積み残した課題も多く、希望が見えにくい状況となっています。今回の選挙は、政治主導で、何としても日本のこの状況を改革してほしいとの国民の声が強くあったと思います。選出された国会議員はこのことをしっかりと肝に銘じて、全力で働いてほしいものです。この参議院選に携われた選挙管理委員を初め多くの皆様には大変にお世話さまでございました。特に、今回から比例区に非拘束名簿制が導入され、開票作業に時間がかかりました。本当に御苦労さまでございました。  初めに、投票立会人の見直しについて質問します。  私は、ことしの3月議会で、この7月の国政選挙を見据えて、投票所の雰囲気の改善という問題を取り上げました。その中で、投票立会人に若い世代や女性をふやすことによって投票所の雰囲気が和らぎ、長期的に見て、投票が促進されると考えるので、実施をしていただきたいと申しました。これに対して総務部長は、現在、投票立会人は地元の自治会から推挙してもらい、選挙管理委員会で選任している。幅広い人に投票事務の状況を知ってもらい、投票率のアップということを命題に掲げて、一層努力する旨の回答がありました。しかしながら、今回の参議院選における可児市の投票率は 59.79%と60%を割り、前回、平成10年の参議院選の 64.46%から、また昨年の衆議院議員総選挙の 64.87%と比べても下降しています。投票率の低下については、無党派層の拡大や若者の政治離れ等、さまざまな問題はあるでしょうが、憂慮すべき事態には行政として手を入れるべきです。選挙が近づくにつれ、多くの方から投票所の雰囲気やこの投票立会人のことが話題になりました。年輩の男性がそろって並んでおられると、どうも緊張してかたくなってしまうとか、ある方などは、以前、朝一番に投票所に行ったそうですが、その重苦しい雰囲気が嫌で、投票せずに帰ってきてしまったというのです。どうにかならないものかとの御要望でした。  私が質問した後に、今回の参院選の投票立会人が選任されたわけですが、到底改善されたものとは言えないものでありまして、遺憾に思っております。ことし1月の岐阜県知事選挙の際には、女性の投票立会人は4名でしたが、今回の参院選では3名に減っています。  もう一方の投票立会人の年齢の問題です。可児市内29投票所各2名の投票立会人を年齢別に分けてグラフを作成しましたので見てください。  議会も、聞くだけでなく見る議会をというふうに私は思っておりますもんですから、見ていただきたいと思うんですけれども、これをごらんになっていただきまして、白い棒が1月の知事選です。黒い棒がさきの参議院選です。二十歳から向かって右の方へ、5歳ごとに世代を分けて示してあります。今回の選挙の投票立会人は平均年齢が58歳と、県知事選に比べて1歳若返ったものの、いずれも年齢の高い世代の方に分布が偏っています。一目瞭然だと思いますが、25歳から34歳の世代の投票立会人は2回の選挙ともありません。再考の余地は十分にあるのではないでしょうか。  鳥取市では、昨年の衆議院議員総選挙から投票立会人に若者を起用することとし、49投票区のうち約半数の投票所でこれが実現したそうです。投票所が明るくなったという反響があり、若者の選挙に対する関心も深まったようです。そして、今回の参院選挙では希望者を市の広報紙などで募集し、同じく49投票区中43投票区で実現したということです。また、この若者の投票立会人を募集する手段として、20近くの自治体がホームページを活用しているようです。投票立会人の仕事の内容、従事する時間、応募資格、応募方法、抽せん方法、報酬などを紹介したり、前回経験した人たちの感想文を紹介したりしています。こうした広報紙やホームページで投票立会人を公募している先進地に可児市もぜひ学んでほしいと思います。昨日の一般質問におきまして、自治会への負担の議論があったところですが、現在の自治会に投票立会人の推薦をお願いする方法を見直してはどうでしょうか。そして、行政主導で若者や女性を投票立会人として起用し、投票行動の高揚を図る必要があるのではないかと再度訴えるものです。この問題についての見解を求めます。  次に、電子投票の導入についてお尋ねします。  総務省は、このほど、地方選挙への電子投票を支援するために、導入する地方自治体に対し、機器購入費などの必要経費を補助する方針を固めました。補助率などを詰めた上で、来年、2002年度予算の概算要求にIT(情報技術)特別枠として計上する意向だとのことです。この電子投票の前提となる公職選挙法の地方に限った特例法案についても、間もなく始まる臨時国会への提出を目指しています。この電子投票は、有権者が投票用紙のかわりにコンピューター端末を操作して投票するシステムです。投票・開票の事務が大幅に迅速化、省力化するのが最大の特徴です。つまり、このシステムを利用することによって、選挙管理委員会では人件費等の経費削減、集計処理の高速化が実現できるわけです。また、有権者がいつでも、どこからでも投票できることにより投票率のアップが期待できることにもなります。けれども、今まで厳格に行われてきた選挙がこのような方法になることによって間違いが起こらないだろうかと心配にもなります。こうした点について、N科学研究所では、暗号記号を用いることによって投票データの盗聴、改ざんを防止し、無記名投票や二重投票の防止を実現する技術の開発を行っているそうです。  アメリカでは、今回の大統領選挙で見られたように、インターネット等の活用で政治家と若年有権者の意識が変わったそうです。そして、選挙制度も時代に応じて変化させています。それに比べ、日本では 110年も自署式投票を続け、啓発を頼りに投票率を上げようとしていて、若い世代が政治家と向かい合ったり、実際の政治について学ぶ機会が少ないと言われています。さきにも触れましたが、若い有権者の投票行動が低い中にあって、この電子投票を自治体が積極的に導入することで、若者の選挙に対する意識の変化が期待されます。そして、それが自治体の首長や議員の選出に反映されるわけで、次の世代が必要とする施策を推進できるなど、地方の行政に大きな影響をもたらすことになるでありましょう。  ここに「日経パソコン」という、多くのビジネスマンなどに読まれているIT関連の雑誌があります。この2001年8月20日号に特集が組まれました。ここにございます、「あなたの町のブロードバンド状況はe都市ランキング2001」というものです。電子都市度をいろんな角度から点検をしております。これによりますと、同誌のアンケートに答えた全国 527の都市を対象にデジタルインフラへの対応度を評価した結果、当可児市は行政サービス情報化で全国のトップにランキングされています。住民サービスにネットを活用する姿勢が評価されたものです。担当職員の積極的な取り組みと、日ごろの研究と努力の成果と、その労をたたえたいと思います。このように、e都市の先進地となった当市が、この電子投票に対してどう対応していくのかをお尋ねします。  2項目めに、ブックスタートの取り組みを始めていただきたく、質問をします。  少子化が進む中、妊婦さんや赤ちゃんを見るとほっとします。それと同時に、無事に元気な赤ちゃんを出産され、赤ちゃんには健やかに育ってほしいと祈らずにはいられません。この赤ちゃんの体の成長には母乳やミルクが必要です。同様に、赤ちゃんの言葉と心をはぐくむためには、だっこの暖かさの中で、優しく語りかけてもらう時間が大切だと言われています。肌の温もりを感じながら、言葉と心を交わすそのかけがえのないひとときを、絵本を介して持つことを応援する運動がブックスタートです。具体的には、保健センターでのゼロ歳児健診に参加したすべての赤ちゃんと保護者を対象に、赤ちゃんに勧めたい絵本などが入ったブックスタートパックを、説明の言葉を添えながら手渡す運動です。  つまり、この運動のポイントは三つあります。  一つは、絵本に関心のある保護者だけでなく、本について詳しく知るきっかけがなかった保護者にも、ブックスタートパックを通して、まだ字の読めない赤ちゃんでも本を開いて優しく語りかけてもらうのがうれしいことや、保護者にとっても、それが赤ちゃんと心を交わす楽しい時間になるということを伝えるという点です。  もう一つは、図書館員や保健婦が、ブックスタートに込められたメッセージを保護者一人ひとりに直接丁寧に説明しながら手渡しをして、赤ちゃんと絵本を開く楽しさや大切さなどを知るきっかけを提供するという点です。  あと一つは、ブックスタートは、保護者にとって子育ての課題となるのではなく、赤ちゃんの周りの大人が楽しく子育てに参加するきっかけになるということです。この運動は、また赤ちゃんの成長を温かく見守るコミュニティーの子育て支援運動でもあるわけです。  このブックスタートは、1992年、イギリスの第2の都市であるバーミンガムで始まりました。教育基金団体であるブックトラストというところが中心となり、バーミンガム中央図書館、南バーミンガム保健局、バーミンガム大学教育学部の3者が互いに連携し、 300家庭を対象に、期間と場所を限定したパイロットスタディー(試験的実施)として出発しました。このバーミンガムの事例は次第に関心を呼び、ブックスタートの企画に賛同した地域から着実にイギリス国内に広がりました。3年前の民間の寄附により、現在では、国内の92%の地域で赤ちゃんに質の高い本が手渡されるようになっているそうです。  ブックスタートの効果を追跡調査したバーミンガム大学の教授の報告によると、ブックスタートパックを受け取った家庭では本に対する関心が高まり、家庭でより深く本の時間を楽しむようになったとのことです。  また、赤ちゃんのころから本の時間を習慣として持つことによって子供に集中力がつき、就学時の学力が、言語面と計数面、双方において高くなること等が報告されています。  イギリスでは、近年、移民の増加によって識字率の低下が大きな社会問題になっているという社会背景もあり、ブックスタートの効果として読み書きの力を培うという側面が大きな注目を集めたといいます。我が国においても、「子供読書年」推進会議が母体となって、本年4月にブックスタート支援センターが発足しました。このセンターは、ブックスタートの理念を正確に伝え、より有意義な運動を推進していくために、実施自治体とともに活動していて、今後、継続的にサポートすることを目的としています。  私は、昨年の3月議会で、子供読書年に当たって、読書の重要性ということを述べました。その折にも申しましたが、活字離れはこの30年くらいで徐々に進行していると言われていて、最近母親になった方は、まさにその世代の人たちです。彼女たちは、子供と絵本を開き、読み聞かせをすることが大切だとは聞いているものの、いつごろ、どんなものを、どのような方法で子育ての中に取り入れてよいのかわからないといいます。子供の能力開発や情操面の発達に効果が認められているこのブックスタートを、教育、保健、子育て支援等の各部署が連携して取り組む必要性を強く感ずるものですが、実現に向けての見解をお尋ねします。  3項目めに、戦没者の慰霊について2点を伺います。  毎年、終戦記念日の8月15日がめぐり来るたびに、首相や閣僚の靖国神社参拝問題が国民的議論として繰り返されます。  可児市の戦没者は 960柱おられます。現在、この方たちの慰霊は、8ヵ所の地区で春と秋に4ヵ所ずつ、遺族会が主催して行われています。慰霊碑のもとに集い、仏式の読経をするという形態です。これを市政の側に立って、二つの点から考えてみたいと思います。  まず、現行では、戦没者のみを関係者が慰霊をされておられるということです。戦争の犠牲者は、戦場で亡くなられた方ばかりではありません。爆撃に遭って亡くなった方、栄養失調で亡くなられた方など、戦争の被害は無差別に及び、子供や女性、老人といった弱者が多く犠牲になっていることも事実であります。こうした点を踏まえ、戦争のためにとうとい命を落とされた方々のすべてを追悼するということも大事な視点だと思います。あわせて、戦後56年が経過し、戦争という悲惨きわまりない事実が時とともに風化していくことが危惧されている今、こうした機会に、世代を超えて集い合い、歴史に学び、平和を希求することは大変に意義のあることであります。  次に、現行の慰霊には、宗教的理由から参加できない人もいるということです。こうした宗教色を持った慰霊とはしないで、戦争の犠牲者を追悼したいと思う市民が気軽に参加することもできるような形態にはできないものかと考えます。県内の各市においても、主催は市であったり遺族会であったりしますが、市全体で追悼式を行っているところが14市のうち9市あります。その式典も、岐阜市の場合をとると、献花をして追悼の意をあらわすというもので、宗教色はありません。  以上、述べましたことから、1点目として、本市も明年には文化創造センターも完成いたしますので、この機にこの問題を検討したらどうかと提案するものですが、これにつきましての見解を伺いたいと思います。  2点目に、関連しますが、市の民生費から遺族援護費として 286万 7,000円が支出されていることについて、算出の基礎も含めて説明をいただきたいと思います。
     以上につきまして、誠実なる回答をお願いいたしたいと思います。以上でございます。(拍手) 24: ◯議長可児慶志君) 総務部長 長瀬文保君。 25: ◯総務部長(長瀬文保君) それでは、私からは、投票立会人の見直しと電子投票の導入ということについてお答えします。  まず投票立会人の見直しについてということでございますが、御案内のように、各投票区における選挙人名簿に登録されている方の中から、本人の承諾を得て、現在、2人以上5人以下の範囲で選挙管理委員会が選任するということになっておりますが、まず第一義的には、本人の当然ながら承諾が必要であるということで、各市とも、現状としては人員確保に苦慮しているというのが実情ではあるようでございます。  さきの3月議会で議員からも御指摘がございましたことから、7月に執行しました参議院の通常選挙の際に、地元自治会等を通じまして、進んで女性層、青年層からも適宜御推薦いただくようお願いしたところでございますが、今御紹介いただきましたように、結果的には、年齢的にはさほど違いは出ておりませんが、考えようによっては幅広い年齢層から選任されていると、状況では一つ言えるんではないかと思います。  以降、御指摘がありましたように、行政主導でやれないかという御意見でございますが、過去に、成人式に出席しております新有権者に公募を呼びかけたことがありました。残念ながら、その結果、一人の応募もなかったというような状況もございました。選挙管理委員会の中でも、そうした人員確保について話し合いをしておるわけでございますが、こうした公募方式とか、あるいは、例えば無作為に選挙人名簿から抽出して承認をいただくというようなことも考えられるわけでございますが、特に選挙の場合には日時等も特定されておりますから、人員の確保が確実に担保されるということがないと、我々としては、選挙執行に支障が出るということがあります。その意味で、まことに地元推薦という形で、地元の方には感謝の念にたえておりませんけれども、そういった、まずは確実な人員確保を念頭に置きまして、議員が御指摘いただきましたような投票行動の高揚を図って、極力今後とも青年層や女性層の人選にも引き続き配慮していきたいと思いますので、御理解をよろしくお願いします。  それから、2点目の電子投票の導入ということでございますが、総務省は、地方選挙に電子投票を導入するための公職選挙法の特例法案を秋の臨時国会に提出するんではないかという報道もされておりますが、この電子投票ということになりますと、現行の公職選挙法の改正か特例法の制定というのが前提になるわけでございます。現行の公職選挙法では、そのままではできないということが1点ございます。御案内いただきましたように、各種投票率が低下するという中で、有権者を投票所に向かわせるということについては、御指摘いただきましたようにメリットもあると言われておりますし、選挙事務の面でもIT化を進めるということであれば、時間的な節約もできていくということが言えると思います。  しかしながら、今申しましたように、現在まだ国においてもそうした研究会を立ち上げて、研究の過程ではございます。それと、先ほど言いましたような法令改正が必要であるということでございますが、まずその中で、実験的に導入するところはないかというのが現在の総務省の訴えでありまして、そこに二、三の市が手を挙げているということもございますけれども、現在の状況では、まだ国レベルの研究課題にとどまっているということもございますので、その状況を見ながら、あるいは先進自治体の取り組みということも注意しながら導入等の検討も進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。 26: ◯議長可児慶志君) 健康福祉部長 浅野 満君。 27: ◯健康福祉部長(浅野 満君) それでは、私の方からは、2点目のブックスタートの取り組みにつきましてと戦没者の慰霊についてお答えを申し上げたいと思います。  まず初めに、ブックスタートの取り組みにつきましては、議員御指摘の、子供の言葉と心をはぐくむ語りかけを絵本を介して持つことを応援する運動であるブックスタートは、2000年の子供読書年を機に、全国各地で徐々に取り組みが始まっていると伺っています。  今年度は、今のところ、全国で約20前後の自治体で導入が予定されているようでございます。岐阜県児童家庭課によりますと、県内では1ヵ所、川島町が取り組んでおられます。そのほか、絵本のプレゼントは伴わず、乳幼児への保健事業の場で、司書や保育士による読み語りや図書館の紹介等を行っているところが13ヵ所あるようです。当市におきましては、できるだけ多くの親さんにこういった運動をお伝えしようとした場合、その機会としては、保健センターで行う保健事業が適していることと理解しております。  子供の発育、発達や教育面などの効果のみでなく、子供の成長を見守る地域の子育て支援運動でもあるブックスタート運動に関しましては、今年度、母子保健計画の見直しを行っている中、可児市の実情に合った支援策としての実施の可能性について、先ほど御指摘いただきましたように、社会教育、図書館、福祉等各関係機関と協議の場を持ち、研究をしていきたいと、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  次に、戦没者の慰霊についてお答えを申し上げます。  現在、可児市では、8地区において慰霊祭が実施されております。春季には、久々利、平牧、姫路、春里の4地区、秋季には、広見、今渡、土田、帷子の4地区で、それぞれの英霊碑において、毎年1回、しめやかにとり行われております。  この慰霊祭を主催するのは各地区の遺族会の皆さんで、13年度の会員数は 871人でございます。遺族会の活動は、戦没者遺族の福祉増進、組織強化対策等の推進などがございます。また、婦人部につきましては、その自主的計画のもとに、充実強化と事業活動の積極的な推進、また広報活動の徹底などを活動方針としております。  可児市では、こうした各地での慰霊祭において犠牲者の追悼が行われておるのが現状で、地域の顕彰者は、二度と悲惨な戦争を繰り返すことなく、子孫に語り継ぐという意味合いを持つ慰霊祭と考えております。また、全市民を対象としましては、市教育委員会が毎年夏に、「平和へのかたりべトーク」と題し、戦争体験の話のほか、写真展や原画展を実施し、戦争の犠牲者を追悼するとともに、戦争の悲惨さを後世に語り継ぐイベントを行っております。  遺族援護費の内訳につきましてですが、慰霊祭としまして、 954柱ございまして、1柱 1,800円で 171万 7,000円、清掃管理費等の活動費としまして98万 8,000円、婦人部等の活動として15万円等で 286万 7,000円となっておりますが、いずれにしましても、御指摘の趣旨をよく踏まえながら、遺族会等あり方について検討し、全市的な方向で模索できるよう研究していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。                 〔1番議員挙手〕 28: ◯議長可児慶志君) 1番議員 服部よね子さん。 29: ◯1番(服部よね子君) 最初の投票立会人の問題ですけど、今、総務部長の方から、行政主導でやるのかどうかというはっきりしたお答えがなかったと思うんですね。従来のような自治会に依頼するのか、ちょっとあいまいな御返答だったように思いますので、行政主導でやるのか。もしそうするんだったら、いつからやるのかということを明言していただけたらというふうに思います。  電子投票については、今、試験的な段階であって、総務部長の言われることは私もわからないわけではありませんけれども、新しい事業を先駆けてやるというのは非常な労苦が伴うということもわかっております。けれども、e都市として全国に今回名をはせた可児市でありますので、何とか積極的に研究もしていただいて、取り組んでいただけたらというふうに要望をする次第です。  2番目のブックスタートの問題ですけれども、今まで取り組んでいるところは、今、健康福祉部長が言われたように、図書館、教育の分野と、それから保健の分野と、その3者が、保健と子育て支援の分野が連携をしてやっているということで、一番スムーズにいったところは、現段階からそういう横のネットワークが、つなぎごろの活動の中であったところがスムーズに進んでいるような報告もありました。恵庭市というところがそうですね。図書読み聞かせなどをするボランティアの方と、そして保健婦の方と、それから子育て支援をする当局がしっかりいつもネットワークを組んでやっておられる土壌の上に、スムーズに開催されたという取り組みの報告がされていると思います。こういったことから、今、母子保健計画を見直す中でということでしたけれども、ぜひともしっかり横の連携をとりながら進めていただきたいというふうに思います。  きのう、教育長の話の中でも、まちづくりは人づくりであり、教育条件を整備していくと、幼児までのお話をされましたけど、今回、私は乳児までおろしてお話をさせていただいているわけですけれども、「国家百年の計は教育にあり」という言葉もありますように、やはり人をはぐくむということは、生まれたときからその視点が大事だというふうに思います。今、健康福祉部長の方からお話をしていただきましたけれども、教育の分野にもかかわりますので、教育関係の方からこのことについての見解を、ひとつ御意見をいただければというふうに思っております。  それから、3点目の慰霊祭の問題ですけれども、私、先ほど言いましたように、文化センターが明年できますので、そういうときに、今言われた平和へのかたりべトークということもあわせて、そういうものにしたらいかがかと思うんですけれども、できたら市長に、どのようにお考えか伺わせていただけたらありがたいというふうに思っております。  それから、この民生費から支出されている内訳についてなんですけれども、遺族援護費として 286万 7,000円が支出されておりますが、今、健康福祉部長から御回答をいただいたのと私が調べましたところと若干違いがあるようでございます。私の調べましたところによりますと、慰霊祭費として1柱 1,800円で、 960柱を対象にして 172万 8,000円、そして援護費として1柱 900円として、 960柱で86万 4,000円、そして会長会、婦人会、青年会、各5万円を三つの会で15万円、そして護国神社の奉賛会費として12万 5,000円、合わせて、遺族会を通じて一括に 286万 7,000円ということで算出をしているというふうに私は調べておりますが、この事実について、これで私の調べていることが間違っているのかという点で質問をさせていただきたいというふうに思います。じゃあ、よろしくお願いします。 30: ◯議長可児慶志君) 総務部長 長瀬文保君。 31: ◯総務部長(長瀬文保君) 再質問にお答えをしたいと思います。  まず投票立会人の推薦といいますか、確保の問題ですが、実は今年、参院選挙のときに、投票立会人がある選挙区で、実は7時から投票事務が始まるわけですけど、6時過ぎに選挙管理委員会の方に電話がかかってきまして、もう投票立会人に行けない用事ができたということで辞退させてほしいという事例が現実にございました。我々、そのときにどういう対処をしたかといいますと、たまたまその方は今もお願いしていますが、地元の自治会関係者の推薦の方であったということで、次の方を御推薦いただいて滞りなく投票事務は執行できたわけでありますけど、基本的に申しましたように、公募をし、いろんな方に御参加いただくということは当然考えていきます。いきますが、まず我々としては、先ほども言いましたように投票については投票日も決まっていますし、それから時間も決まっております。そういう意味で、本人の承諾をいただいてするわけですが、60数名に近い方の実際のそうした推薦をするということには、これは具体的にいえば地元の自治会にお願いをしていくことにならざるを得ないかもしれませんけれど、基本的には、現在のところ、そういう方法を基本にしながら、議員御指摘をいただきました、なるべくそういう推薦の中にも青年層なり婦人層なり、幅広い方が御参加いただけるような努力も一方ではしたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 32: ◯議長可児慶志君) 教育部長 武藤隆典君。 33: ◯教育部長(武藤隆典君) ブックスタートの取り組みについてお答え申し上げます。  先ほど、健康福祉部長からお答えいたしましたように、大変早い時期にこういった本に親しむということは大変重要だと考えております。私どもの方でも、先ほど図書館に関しましては健康福祉部長の方でまとめて御回答申し上げましたが、社会教育分野でも、今後、生涯学習ボランティア協議会等を発足させて、市内で独自に活動しております読み聞かせボランティアグループ等を把握するとともに、それらのグループがより活発に読み聞かせ活動ができるよう努力していきたいと考えているところでございます。  そういうことで、福祉課、あるいは図書館とも連携等をとりながら進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 34: ◯議長可児慶志君) 市長 山田 豊君。 35: ◯市長(山田 豊君) 慰霊祭の件につきましては、私が福祉事務所長をやっておりました、今から10数年前でございますが、4年間お世話になりました。その都度、絶えず改善の話をしてまいりました。それは、年間を通じて8ヵ所をやっておったわけですが、これを春と秋に分けたわけでございますが、何よりも、その当時から私が提案しておったのは、無宗教で一本化してほしいということを、提案を随分遺族会の会長さん初め皆さんにお話をしてまいりましたが、なかなかそういう改革が成立しなかったという今日でございます。  と申しますのは、現在の段階を申し上げますと、お話のとおりに、遺族の皆さん方にしてみれば、その各地区の慰霊碑ということに対してのお考えは殊のほかしっかりしておいでになるわけでございます。世代は随分変わってまいりましたけれども、そういうことに対する一本化ということについては御理解が得られない。8地区の会長さん方も、絶えず春、秋、開催のところへ出向くというようなことも大変だろうからというようなことで、私は、無宗教で市で一本化したらどうかというようなお話も随分、何度も何度も4年間、これと、特に敬老会の75歳問題も、本当に毎年毎年、自治連合会を通じたりアンケートをとったりして進めてまいりましたが、なかなかこれが改善できないというのが、やっぱり難しさがあるということを思います。そういう面から、全く他市のような方向に切りかえることが果たしてできるかどうかということであります。すなわち、地区の慰霊祭に対しての支援を全くしないぐらいにしないとこれは意味がないことになると思います。両方でやるというような形はどうかということで、あくまでも、いわゆる遺族会そのもので地区の慰霊祭を実施していただくと。いわゆる簡素にといいますか、そのような考え方を持っていただけるような方向ができないだろうかということを思っておりますが、これは、今後いろいろと協議をして、それはそれで、市は市でやりますよという形はなかなか一方的にはできないと、こんなふうにも考えておりますので、今後の十分な、議会の皆様方にも協議をさせていただく方がいいではなかろうかと、こんなふうにも考えております。 36: ◯議長可児慶志君) 健康福祉部長 浅野 満君。 37: ◯健康福祉部長(浅野 満君) 私の方からは、遺族会への内訳についてお答えを申し上げます。  先ほど申した内容については包括的な意味合いで申し上げておりますので、基本的には、議員御指摘の数字が正しいものでございます。特に慰霊祭費、柱の数は別にしまして、単価的には 1,800円が慰霊祭費、それから援護費。援護費というのは主に活動費と解釈していただければよろしいですが、これが 900円、それから護国神社への12万と。それから、会長会、青年部会、婦人部会、この三つに対して5万円、月15万円という積算で予算計上はいたしておりますけど、基本的には、15万円という婦人部の主な活動を主体的にとらえて先ほど申し上げたということでございますが、内容的には議員御指摘のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。                 〔1番議員挙手〕 38: ◯議長可児慶志君) 1番議員 服部よね子さん。 39: ◯1番(服部よね子君) 1点、再々質問をさせていただきます。  これは市長に伺いたいと思いますけれども、今、当局のお答えで、この遺族援護費の中から護国神社の奉賛会費として12万余りが支出されていることについてお伺いしたいと思います。  護国神社は宗教団体に当たると思います。公金支出による特定の宗教団体との特別なかかわり合いを憲法上許容され得ないものとした平成9年の最高裁の、いわゆる愛媛県の玉串訴訟というのがありますけれども、この判決に照らし合わせて、当市のこの宗教団体に対する支出を市長はどうお考えになられますのでしょうか、お伺いします。 40: ◯議長可児慶志君) 市長 山田 豊君。 41: ◯市長(山田 豊君) 御質問の件につきましては、確かにそういう判断に立っておるのが適正な考え方であるということでございますが、遺族会からの負担ということがなかなかできず、財源的にもないということから、当時といいますか、ずうっと以前でございますが、何年先かわかりませんけれども、そういった遺族会へ金を出して、そこから出していただいておるという、そういう配慮をしておるというのが実態でございます。適正な執行ということは言えないということは、十分、今日的な問題としてどう対応していくかということで、今後研究をしていかなければならんなというふうに思っております。 42: ◯議長可児慶志君) 以上で、1番議員 服部よね子さんの質問を終わります。  以上で通告による質問はすべて終了いたしました。  これをもって一般質問を終結いたします。  ここで11時5分まで休憩をいたします。                                 休憩 午前10時53分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前11時05分 43: ◯議長可児慶志君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ──────────────────────────────────────   認定第1号、議案第62号から議案第66号まで並びに議案第69号から議案第71号までにつ   いて(質疑・委員会付託) 44: ◯議長可児慶志君) 日程第3、認定第1号、議案第62号から議案第66号まで、並びに議案第69号から議案第71号までの議案を一括議題といたします。  これより質疑を許します。通告がございますので、これを許します。  13番議員 川手靖猛君。 45: ◯13番(川手靖猛君) 13番議員の公明党の川手でございます。  このたびの質疑は、議案の第62号の平成13年度の補正予算における、款におきまして教育費、項の保健体育費の中から2点を質疑させていただきます。  一つとしては、錬成館の運営費の補助金は当初予算では 1,940万 4,000円としています。このたび約50%増の 1,100万円もの運営のための費用が補正をしておりますけれども、この内訳と、当初予算に予定していなかった事業なのかをお伺いしたいと思います。  二つ目は、工事請負費においても当初予算の約1億 7,000万もの多額の予算の中で計画している。補正予算が 820万追加をされております。この点の内訳もお願いをしたいと思います。以上でございます。 46: ◯議長可児慶志君) 教育部長 武藤隆典君。 47: ◯教育部長(武藤隆典君) まず、さきの錬成館の運営費の補助金の補正につきまして御説明申し上げます。  今回の運営費補助金の 1,100万円の補正内訳につきましては、錬成館トレーニング室を事務室に改修する工事費でございます。この中には建築・電気設備、機械設備工事が含まれております。なぜ今の段階で補正かと申しますと、かねてから、体育連盟からは、事務室及びトレーニングルームが手狭であり、増改築の要望があったところでございます。そこで、現在事業施行中のウエートリフティング場の2階にこのトレーニングルームを、おおむね 112.5平米のものを 264平米ほどに大きくいたしまして併設するということで工事に入っているわけでございます。そういたしまして、次年度以降に事務室の改修工事を予定しておりましたところでございますが、学校週5日制の実施や生涯スポーツ振興対策の整備が喫緊の課題となっておりますこともありますし、こういったことで教育委員会事務局の組織改革等もちょっと議題に上がっておりまして、その絡みもございまして、急遽、本年度補正予算で実施いたしまして、平成14年度当初に間に合わせたいということで補正させていただくところでございます。  それから、2点目の工事請負費についてでございますけれども、今回の工事請負費 820万円の補正内訳につきましては、ウエートリフティング場建設事業におきます玄関の風除室、風よけ室の新設、これは当初予算に入ってなかったところでございますが、これが 600万円と、それから既存の建物との取りつけに係る一部解体取りつけ工事の取り合わせ等の関係で 200万円ということで上げさせていただいております。この風除室につきましては、当初、玄関はシングル形態のもの、現在のB&Gと同じような形を予定しておりましたんでございますが、場所が高いところにございますし、北向きになる関係で、冬季の北風が強くてどうしても強風が吹き込む等もございますので、施設環境の向上のために風除室が必要でないかといういろんな御意見もございまして、これらの変更に伴いまして 820万円補正させていただくところでございます。以上でございます。                 〔13番議員挙手〕 48: ◯議長可児慶志君) 13番議員 川手靖猛君。 49: ◯13番(川手靖猛君) 大体わかりました。ただ、質疑でありますので、あまり自分の意見は言えませんけれども、補正という物の考え方、これについてももう少し厳しくお願いをしたいと。当初予算で計画するときには、そういった外郭団体であってもきちっと見てあげて、そして、当初予算でできるものはやるという形の中で、これを踏襲しないと、補正で安易な形で50%もふやすなんていうのはおかしいことであると、このように思いますので、よろしくひとつ今後お願いしたいと、このように思います。以上です。 50: ◯議長可児慶志君) 以上で13番議員 川手靖猛君の質疑を終わります。 51: ◯議長可児慶志君) 3番議員 小川富貴さん。 52: ◯3番(小川富貴君) 3番議員の小川富貴です。  私は、議案第64号 可児市議会議員及び可児市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。  これは、6月6日の公職選挙法施行令改正、施行令の第 109条の4と 111条の4の改正に基づいて行われるものですが、上位法の改正に伴います自治体の条例改正です。上位法が変わりましても、すぐに自治体の中でこうして条例改正にならない条例等もたくさんあるわけです。この改正につきまして、内部でどのような視点に立った議論がなされましたのでしょうか。あわせまして、議員選挙にもかかわるわけですが、この条例上程前に議員からの意見聴取などもなされておられますでしょうか。この2点についてお尋ねする次第でございます。よろしくお願いいたします。 53: ◯議長可児慶志君) 総務部長 長瀬文保君。 54: ◯総務部長(長瀬文保君) 今質疑いただきましたこのたびの改正につきましては、今御紹介いただきましたように、公職選挙法の施行令の一部改正、これは本年の6月6日に改正されておるわけでございますが、国政選挙の選挙運動費用の公営負担の基準単価が改正されたことに伴いまして、本市におきましても、選挙運動用の自動車の使用、それから運転手の雇用及びポスター作成費に係る公費負担の限度額を改正するというものでございます。  公職選挙法では、国政選挙の選挙運動費用の公費負担制度に準じて、市の選挙においても条例で定める限り公費負担をすることができるということになっておりまして、これにつきましては平成7年に条例を制定し、公費負担制度について執行してきております。国政選挙の場合の公営の単価というのは国の方で積算されるわけでございますが、過去3年ごとに、ほぼ物価変動等を考慮されまして、選挙公営の趣旨でございます金のかからない選挙、あるいは候補者間の均等を図るということで、順次改正等も行われて進められてきておるわけでございます。  今回、そういう判断ということでございますが、国の方で示され、市の条例においてそういう改正ができるということで検討いたしましたが、第1点としまして、そうした国の方で地方選挙と国政選挙の候補者間に諸条件の間に明確な差異がないではないかということが第1点でございます。  それから、全国的にも政令の基準単価が選挙運動費用の一定の指標としてとらえられておりまして、これについて、市町村間においてもその均衡に配慮すべき点などがあるのではないかということでございます。他の市におきましても、ほぼ総体的に同額で設定され、改正を行っておられるところでございます。したがいまして、本市におきましても、そうした公費負担制度というもの、あるいは国の制度に準じて、地方選挙においても、その趣旨を踏まえて、この基準単価の内容改正ということについて判断を行って、条例改正をお願いしているものでございます。  この議案につきましては、この議案を上程する前に、この議案の上程の内容について、法令審査会、あるいは庁内の幹部会等でも最終の結論をいただいておりますし、公費負担ということは行政側が負担するという意思でございますので、意思として提案させていただいております。議員の皆さんとしては、常任委員会に付託になるということもございまして、御議論をいただいて結論いただければいいんではないかというふうに考えます。以上です。                 〔3番議員挙手〕 55: ◯議長可児慶志君) 3番議員 小川富貴さん。 56: ◯3番(小川富貴君) 御答弁、ありがとうございました。行政側で御議論いただいたというふうに解釈させていただきました。  今、総務部長の答弁の中で、物価変動なんかも見合わせてというお話がありました。今、日本の国はデフレ経済になっていると思います。3年前に比べて物価変動の中で、もし上げなければならないというようなことになれば、少しまた違った見方も必要になってくるんではないかというふうに私は思うんですね。上位法が変わったからといって、今、地方分権の時代ですから、すぐに当市においてもそれに倣ってというようなことではなくて、やっぱりこの市はこの市でというような議論があったのかなということがお尋ねしたかったわけです。市民感情からいっても、これはマキシムで計算して、全額使い切るということで行政の担当者に数字を比較で出してもらったんですけど、全部マキシムで計算しても 100万円程度のことですね。皆さんが、私たちを含めて、市長さんも含めて使うお金が 100万円程度市負担が上がるということになるわけですが、本当に 100万円であっても、もう一度よく考えて、この自治体はこうであるというようなものがこの条例改正の中でもすることができたらどうかなというふうに皆さんが考えていただく方向もあるかなあという思いで質疑に立たせていただきました。すみません、以上で結構です。ありがとうございました。 57: ◯議長可児慶志君) 以上で3番議員 小川富貴さんの質疑を終わります。  以上で通告による質疑はすべて終了いたしました。  これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております各議案につきましては、お手元に配付してございます付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託いたします。   ──────────────────────────────────────   議案第72号及び議案第73号について(提案説明・質疑・討論・採決) 58: ◯議長可児慶志君) 日程第4、議案第72号 請負契約の締結について及び議案第73号 財産の取得についてを一括議題といたします。  提出議案の説明を求めます。  総務部長 長瀬文保君。 59: ◯総務部長(長瀬文保君) それでは追加議案の説明をさせていただきたいと思いますが、議案書のナンバー11というふうに右肩のところに記してある議案書をおあけいただきたいと思います。  まず議案第72号 請負契約の締結についてということでございます。  1.目的としまして、可児市文化創造センター建設工事、その中で建物周りの外構工事ということでございます。2の方法としましては、指名競争入札をいたしました。それから金額1億 5,340万 5,000円でございます。相手方としまして、可児市広見五丁目77番地、小池土木株式会社 代表取締役 小池準之典でございます。  この文化創造センターの建設が鋭意進んでおりますが、建物周りの工事、ナンバー13という資料があると思いますけど、今回、建物周り外構工事と申しておりますのは、13の資料で見ていただきますように、現在、建物が本格化しておりまして、このピンクの色で囲みました部分を指しておるわけでございます。主に、この前にございますように、水と緑の広場のこの調整池を兼ねた造成工事だとか、あるいは敷地内の歩道、あるいは車道整備といったようなものも当然含まれております。建物の建築が進んでおりますので、そことの取り合わせ等、仕事を進めさせていただきたいということでお願いしておるものでございます。  今後、この黄緑で囲んでございます広見・土田線より南側の駐車場整備、それから本館の北側となりますが、バックヤードといっていろんなものを搬入する部分のところ、この2ヵ所については、今後また仕事を進めていきたいというふうに考えております。
     それで、この指名競争入札、12社で8月30日に入札を行いまして、9月5日に仮契約をしたところでございまして、御承認をいただきたいというものでございます。よろしくお願いします。  それから、次に2ページの方でございます。  議案第73号 財産の取得についてということでございます。  まず内容としまして、1.古典芸能関係使用備品が一式でございます。それから2としまして幕類の一式、3としまして台関係の一式、4としまして、その他舞台関係小道具の一式ということでございます。目的としましては、可児市文化創造センター舞台備品でございます。方法、指名競争入札。金額としまして 8,389万 5,000円でございます。相手方、東京都港区浜松町二丁目4番1号、世界貿易センタービル、カヤバ工業株式会社 取締役社長 細見淳でございます。  この内容につきましては、舞台備品ということですが、今回財産取得したいというのは、大小のホールと、それからBロフト。ロフトについては三つのABCというロフトがございますが、Bロフトは演劇といいますか、パフォーマンスロフトというような、ロフトで使用する大道具の関係であるということで、この一式というふうになっておりますが、古典芸能、これは歌舞伎とか能とかいうことですが、その部分で使用します所作台関係、松羽目と言われるような備品でございます。それから幕類も、そで幕とか、一文字幕とか、舞台のところでいろいろ遮へいしたりする黒い幕というようなものでございます。それから台関係は、舞台の床面と、あるいは違う床面をつくるといった平台と言われるようなものの、分類としては4分類に分けておりますが、そういった備品を取得するということでございます。  これにつきましても8月30日に指名競争入札6社で行いまして、9月5日に仮契約をいたしたところであります。そういうことで御承認の方をよろしくお願いしたいと思います。以上です。 60: ◯議長可児慶志君) これより質疑を許します。                〔「なし」の声あり〕 61: ◯議長可児慶志君) 質疑もないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております2議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「なし」の声あり〕 62: ◯議長可児慶志君) 御異議はないものと認めます。よって、議題となっております2議案につきましては、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論を許します。                 〔挙手する者あり〕 63: ◯議長可児慶志君) 10番議員 冨田牧子さん。 64: ◯10番(冨田牧子君) 10番議員 冨田牧子でございます。  私は、日本共産党可児市議団を代表いたしまして、今、二つ提案されました議案第72号、そして議案第73号に対して反対討論を行いたいと思います。  可児市文化センターについては、平成9年の建設基本計画発表以来、日本共産党可児市議団は一貫して規模の縮小を求めてまいりました。 130億円の文化創造センターが市財政に大変な負担になることは、この大変な不況下、ますます明らかになってきております。本工事は、その 130億円の文化創造センターの外構工事でありますので、契約の締結には、以上の点から反対をいたします。  また、財産の取得に関してであります。文化創造センターは、他市にないあらゆる機能を備えたものにするとして建設が進められてきましたが、可児市にホールは必要だと考えますが、果たしてそこまで他市にないあらゆる機能を備えたようなホールが必要かどうか、大変疑問に思います。周辺人口をあわせてみても、こうした設備を十分に活用するような舞台をやっていけるだけの観賞人口はないのではないかと私は考えております。今回の備品の中で、特に古典芸能や能舞台については本当に十分に利用されるのか、そこまで備える必要はないと思われます。また、こうした過大な装備の舞台になることは利用料にもはね返り、ますます文化創造センターが一般市民が利用しにくいものになると考えています。  以上の点から、この財産の取得にも反対をいたします。以上です。 65: ◯議長可児慶志君) ほかに討論はございませんか。                〔「なし」の声あり〕 66: ◯議長可児慶志君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。  これより各議案について採決いたします。  お諮りいたします。議案第72号 請負契約の締結についてを原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 67: ◯議長可児慶志君) 起立多数と認めます。よって、議案第72号は原案のとおり決しました。  次に議案第73号 財産の取得についてを原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 68: ◯議長可児慶志君) 起立多数と認めます。よって、議案第73号は原案のとおり決しました。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 69: ◯議長可児慶志君) 以上で本日の日程は終わりました。  お諮りいたします。委員会審査のため、明日から9月20日までの8日間を休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」の声あり〕 70: ◯議長可児慶志君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から9月20日までの8日間を休会とすることに決しました。  本日はこれをもって散会いたします。次は9月21日午後1時30分から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集くださいますようお願い申し上げます。本日は長時間にわたって御苦労さまでございました。                                 散会 午前11時28分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成13年9月12日         可児市議会議長     可  児  慶  志         署 名 議 員     小  川  富  貴         署 名 議 員     可  児  教  和 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...